デイリースクラムの3つの質問から学んだこと

デイリースクラムで話す内容といえば「昨日やったこと、今日やること、困っていること」の3つの質問が真っ先に思い付きます。この3つの質問がスクラムガイドから削除されているということを、実は自分は最近知りました。

Q. デイリースクラムが15分で終わらないのですが、どうしたらいいですか? の@ryuzeeさんのブログによると、2020のスクラムガイドから明示されなくなったようです。
確かに現在の2020のスクラムガイドを見てみても3つの質問の記載はありません。

スクラムガイドから削除されていることは知らなかったのですが、結構前から仕事でデイリースクラムでこの3つの質問は使わなくなっていました。

なぜ3つの質問を使わなくなったのか?
それは、「困っていること」がチーム内で全然出てこないままスプリントゴールが達成しない状況が多く発生していたことがきっかけでした。

チーム自体の雰囲気は良く「困っていることが」言い出しにくいという状況では無さそう。では何故だろう?と考えていった時に、何に対しての「困っている」なのかという基準がチーム内で擦りあっていないのでは?という可能性を思いつきました。
例えばある人にとっては現状仕事は進められているので困っていない、という考えがあるのではという可能性です。

また、3つの質問の答えを一人一人に伝えてもらうだけでは、チームとしての進捗具合がわからず、他の人もフォローすべきなのかが分からない状態になっているのでは?と。

そこで、スクラムマスターと話し合い(当時自分はTLのような、スクラムマスターのサポートのような、微妙な立ち位置にいた)、デイリースクラムの内容を「スプリントゴールの達成に向けた進捗の共有」へ変えてみました。

この変更によってスクラムチームの動きはかなり良くなりました。

何に対しての困りごとなのかが明確になったこと、チームの状況が見えやすくなり、スプリントゴールの達成が危うくても、きちんとデイリースクラムで計画の見直しや誰かが助けに入れるかなどの話ができるようになったのです。チームできちんとスプリントゴールが認識されるようにもなり、その結果、スプリントゴールを達成するスプリントも増えていきました。

もうスクラムガイドから削除されているものではありますが、3つの質問はデイリースクラムの目的を達成するための手段の1つでした。 手段に固執することなく、自分達が抱えている課題と向き合いながら目的を達成するための方法を考えることの重要さを学んだ出来事でした。